Re:Debris.

技術系会社員(40代半ば、男性)の日常備忘録

娘が「なぜなぜ分析」にハマった

風邪をひいてしばらくダウンしてました。基礎体力、超大事。

 

3歳の娘が歯車の発見(過去記事参照)以来、質問期に入ってきたみたいで、一緒にいることの多い土日はひたすら「なんで?」「どうして?」の質問攻めにあっています。

neana.hatenadiary.com

 

例を挙げると「空はどうして青いの?」「電車はどうして走るの?」みたいな定番から「目をつぶってまぶたを押さえるとキラキラしたものが見えるのはなんで?」みたいな変化球まで。いろいろ考えて回答すると、その回答に対してさらに「なんでー?」が帰ってくるので気が抜けません。「なぜなぜ分析(日常編)」みたいな製造業用語が浮かんできます。。

回答する時に気をつけていることは、以下の3つ。

  • 子供の質問をしっかり受け止める
  • 可能な限り正確な回答を目指す。例え話を使うにしても正確性重視で
  • 全部教えずに考える余地を少しだけ残す

一つ目は言わずもがな。すっごく難しいんですけど。忙しいからあとにして…という言葉を毎回飲み込みながら答えています。質問してきている時が好奇心MAXポイントなので、なるべくその時点で答えたいところです。妻にこの件を話したら当然のごとく「無理」という回答だったので、身の回りの質問は土日にまとめてパパにするという流れで対応しています。

二つ目は悩みましたが、たとえその時に100%理解できなくて謎が残ったとしても、他の質問&回答時にその謎が解けることがある、という事を身をもって経験して欲しいとの考えからこのようにしています。こういう経験、今後の学習意欲にすごく大事だと思うので。

三つ目は最初期は全部教えてましたが、そろそろ自分で考えさせる練習をさせようということで最近意識し始めました。過去に教えた知識を元に新しいことを類推するのもすごく重要だなぁと。

とりあえず、これでしばらく様子を見て、上手くいくようだったら息子にも適用したいところです。

結婚記念日(1年ぶり7回目)

先日は結婚記念日だったので、定時ダッシュしで、街の花屋さんでプリザーブドフラワーを買って帰ってきました。妻がすっごく喜んでくれて良かった。

 

4月以降、人が減ってなかなか早く帰れない中、2週間前から関係部門に根回しして、私に定時後に突発的な作業が入らないように調整してくれた方々、仮に入ったとしても同僚に肩代わりしてもらえるよう、作業手順書を作りまくった自分、作業手順書の中身の説明を聞いてくれた同僚たち、みんなの成果だと思います。

 

…とか考えましたが、ここまで努力してたった1日、定時後に帰宅できるような会社って何なんだろうなぁ、と思いますね。。4月からちょっと偉くなったのをキッカケとして「無理なものは無理*1」と言えるようなスタンスで仕事をしていきたいと考えています。

 

久々に妻と結婚式当時の写真を見て、お互いの顔を見て「若っ!!」「若っ!!」とハモってしまったのがツボに入りました。転勤で日本全国連れ回して迷惑かけているけど、着いてきてくれて、大変ありがたいことです。。

*1:もちろん定量的な表現でやることが重要ですが

仕事・勉強で愛用しているシャープペンシル

シャープペンシルはいわゆる高級品ではなく、1000円前後の製図用シャーペンを使っています。お財布にも優しい!*1

製図用シャープペンシル。大学院の研究室で同期から教えてもらって、使ってみて惚れ込んで…という感じなので、もうかれこれ20年近く使ってることになりますね。他の製品と比べると少し重いですが、持った時の重心の位置やグリップ力などは完璧。唯一の弱点は先端の強度が弱いこと。机から落とした場合、打ちどころが悪いと曲がります。

そのような声を反映してか、先端のスペアパーツのみの取り扱いもやってます。昔は街の文房具屋さんでお取り寄せするしかなかったのですが、ヨドバシドットコムでの取り扱いが始まってから本当に助かってます。

http://www.yodobashi.com/product/100000001003386053/

1個145円なので安いシャープペンシル1本買えちゃう…とか、そういう事は言っちゃダメなのです。

 

ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1005 0.5mm

ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1005 0.5mm

 

サブ用で買った製図用シャープペンシル。こっちはすごく軽くて細いので、社内で持ち運ぶことの多い手帳と一緒に持ち歩いてます。持った時の感覚はステッドラーには及びませんが、軽いのですらすら書け、素早くメモを取るときなんかに重宝してます。

 

ぺんてる シャープペン グラフレット PG505-AD

ぺんてる シャープペン グラフレット PG505-AD

 

サブ用のシャーペンが故障したことを想定し、サブのバックアップ用として。リーズナブルなお値段の割には指に触れる部分の加工が良く、長時間握っていても疲れにくい。

既にお気付きの方もいるかもですが、機能が似たものを買うときに「これは○○用として使おう!」みたいな言い訳をしながら買うタイプです。

 

巷で話題のクルトガを使ってみたいけどおもちゃっぽい見た目がなぁ…と思ってた矢先にコレを見つけたので即買いしましたが、大失敗。試し書きせずに買った私が全て悪いんですが、クルトガ機構のため先端を紙に押し付けた瞬間に力がペン側に逃げて、かつ回転が加わるので書くたびに気持ち悪くなるので、家のペン立てに置きっぱなしになっています。

 

…と、この記事を書いていたらステッドラーに色違いバージョンが出てることに気付いてうっかり買ってしまいました。濃い青色って良いですよね。

HBとBの芯をそれぞれ入れて使い分けるか、会社と自宅に1本ずつ置いて使い分けるか…という幸せな悩みを抱えている今日このごろです。

*1:あまり高くないから…と、ついついたくさん買って結局お金をつぎ込んでしまうパターン

子供がこの世の仕組み(物理)に気付いた日

風呂上がりに暑かったので扇風機を回していたところ、「扇風機の首振りってどうやっているの?」と娘(3歳児)から質問が飛んできました。

いきなり振られたので質問の意図を確認したところ、首振りの機構がどうなってるの?という質問だったので「中に歯車等の部品が入っていて、メイン羽根の回転数を減らしたり回転の向きを変えたりしているんだよ。歯車ってのは…この前キッズスペースで遊んだことあるアレだよ」と回答*1

そこで娘の目が輝き始めて「歯車ってあの歯車なの?」と興奮しはじめました。以前キッズスペースで↓のようなおもちゃで遊んでいたのを思い出した様子。 

ケルチェッティ カラフルギアー 16ピース QR2341

ケルチェッティ カラフルギアー 16ピース QR2341

 

おもちゃで遊んでいた時には「歯車を使うと回転数や向きが変わって面白いねぇ」って話しかけても「ふーん」みたいな薄めの反応だったのですが、おそらくその時は身の回りにあるものとの関連性を私がちゃんと説明できてなかったので反応が薄かったのかなぁと。

これは良い機会だと思って「身の回りにある、回るものには大体歯車が入っているんだよ。扇風機の他で、回るものって何があると思う?」と質問を投げかけたところ「時計!」「換気扇!」「車!」「電車!」「メリーゴーランド!」と出てくる出てくる。

本人にとって、この世の仕組みを一つ理解した瞬間なのかなぁと思いました。

 

自分自身の学生時代を振り返っても、概念的な知識より、それを使って何が出来るの?という工学的な部分にすごく興味があったので、遺伝なのかなぁとしみじみ。

子供の将来については、理系方面に進むかどうかはさておき、似非科学に騙されない程度の一般的理系常識は身につけていってもらいたいと考えているので、これからも身近なものと紐付けるような方向性で、一つ一つ学んでいってもらえればなぁと思いました。

*1:クランク機構はあえて省略

電磁気学わからん(15年ぶり)

GWも平常運転で、家族が寝静まった後と早朝の時間を使って勉強中。最近の収穫としてはこんなところ。

  • 回路用の能動素子*1の動作原理を約15年越しで理解できた
  • 電磁気学がさっぱり分からないことが良く分かった

まず1つめ。恥ずかしい話ですが、基礎中の基礎となる知識を理解しないまま社会人になり、なんとなく仕事をこなしていたんだなぁと痛感しました。

どの分野でも、大学と比べると仕事は応用的側面が強いと思います。なので「入力Aがあったら出力Bが得られる。だからこのように使えば役に立つ」みたいな使いこなしのテクニックは得られるのですが「なんで入力Aが出力Bになるの?」という基礎的な知識は得られません*2

見た目上はそれらのテクニックを覚えておけば仕事はこなせますし、会社勤めの技術者には技術的でない業務も大量にあるため、基礎的知識から目を背けるのには十分な環境なんですよね。

ただ、それは先人たちの基礎知識→応用知識のレールに乗っかって楽をしているだけで、新しいことを考えようと思ったり、応用知識上でのトラブルが起きた場合などには基礎知識が大きなウェイトを占めてくるのが、全く別の技術分野で最近感じていたため、今回の資格学習はよいキッカケになったのではと思ってます。

何より、約15年越しでようやく理解できたということが嬉しいです。まだまだ脳は弱っていない!…といいなぁ。

 

次に2つめ。電磁気学が試験範囲に入っているのは知っていましたが、問題文を見て太刀打ちできないことが良く分かりました。大学時代は試験前日に徹夜で丸暗記、社会人になってからは業務上使わないから放置していたツケですね。とりあえず高校の数学III・Cあたりからやり直さないとダメかも…

ただ、これまで持っていた漠然とした苦手意識ではなく、やるべきことが明らかになってきたので、これはこれで良かったのかもしれません。電磁気学は現代科学技術の根幹に近い学問の一つなので、やっぱりマジメにやっておかないとダメですね。

 

40歳を目前にして、マネジメントうんぬんといった、人を動かして成果を上げる要素が仕事の中で強くなってきたと感じる今日この頃ですが、技術への情熱「も」忘れずにバランス取りつつ仕事を続けていきたいところですね。

*1:ダイオードトランジスタなどなど

*2:そういうのは大学や独学でやるもんでしょ、とか言われると返す言葉もありませんがw

気付いたら1ヶ月近く経っていた

所属部門の人員が減らされるも、仕事の絶対量は減らず、残された我々に仕事が引き継がれてから1ヶ月が経過しました。

一応、3月末に引き継ぎ作業は行われましたが、以下のような状況。

  • 引き継ぎ説明用のドキュメントが低クオリティ*1
  • そもそもドキュメントがある業務の方が珍しい
  • ドキュメントがない理由を問いただすと「急に異動の話が来たから仕方ないだろ!」とキレ芸を見せられる

彼らの業務を私達のチームで受けるのは決定事項でしたが、とりあえず部下に振れるレベルの仕事じゃないと判断して、まずはドキュメントの作成に着手。

…というところまでは良かったのですが、自身の業務をやりつつ引継ぎ業務+そのドキュメント作成まで掛け持ちするのは流石に重すぎて、毎日終電生活を余儀なくされてしまいました。

先週、ようやくドキュメントが完成して部下へ展開、少し楽になってきたのですが、今回はちょっと判断ミスがあったなぁと反省。次回はもっとうまくやろう…。

 

とりあえず今日言いたいことは「この仕事は私にしかできないんだ!」みたいな気持ちで業務を属人化し、ドキュメントを作る気がない人間は組織で仕事をする意味を改めて考えて欲しいということですかね。今回の人間はみんなこのタイプでした…。

 

おまけ:プリキュアを娘と見ているのですが、楽しいですね。

*1:誤字脱字は当たり前、内容そのものの間違い多数

資格の勉強を初めた

通勤や家族が寝静まった後の時間を利用して、少しずつ資格の勉強を始めました。

技術士の一次試験は広く浅くな「基礎」、関連法令や技術者倫理を問う「適正」、各自の専門分野を考慮して選択する「専門」の3つに分かれています。

基礎・適正は過去問を5年分くらい解いてみて、合格点+αの領域に達していたので一時中断。試験直前に出来ないところをサラッと復習すれば良いかと考えています。

 

一方、専門がさっぱり分からないため、慌てて勉強中です。大学時代にあまり勉強せずに一夜漬けで試験を乗り切っていた弊害が20年近く経ってあらわれるとは…。

…といいつつも、出題レベルは理系の四年制大学卒業レベルですので、大学時代に使っていた教科書を引っ張り出してきつつ、副読本としてWeb上に公開されている高専・大学の先生達が作成した講義資料を、それでも理解できない部分はGoogle先生の検索能力を駆使して進めています。

勉強で理解できない部分をネットで検索すれば、そこそこ理解しやすい回答が手に入るようになって、今は良い時代になったなぁとしみじみと感じます。