Re:Debris.

技術系会社員(40代半ば、男性)の日常備忘録

子供と山に登り始めた

はじめに

どんな趣味でも大なり小なり時間がかかるものです。

登山もご多分に漏れず、時間がかかります。「ちょっと登ってくる」でも4~5時間は簡単に飛んでしまうので。小さな子供がいる家庭で父親一人がそれをやるとどうなるかは…ご想像におまかせします。

 

やったこと

今年の2月に山に登り始めた時点からその懸念は感じており、「子供も一緒に山に登るようになれば家庭円満じゃね?」という考えで、子供にそれとなく山への興味をもたせるようにしてきました。

  • よく遊んでる公園を結構な高度から見下ろせる山に登り、山頂からの写真を見せる
  • 大長編ドラえもん のび太の大魔境を一緒に見る
  • ↑の後に、山行で撮ってきた樹林帯や岩場の写真を見せて冒険心を持たせる
  • 行動食としてお菓子食べ放題*1なことをアピールする
  • ちょっとだけ山道を散歩できるコースのあるキャンプ場でデイキャンプをする
  • ↑の中で、自然の中でカップラーメンを食べる楽しさを知ってもらう
  • マルタイ棒ラーメンアマノフーズの豚汁のおいしさも知ってもらう*2
  • ただし、絶対に強制はしない

こんなスタンスでじっくりアピールしてたら小学生の息子が「山に行ってみる!」と言い始めました。やったね。

 

初登山

小学生が遠足で登るレベルの山を選び、野生生物遭遇時の適切な対応を教え、ハイキング用の靴を買い、普段の山行よりも水分食料を大目に持ち、万が一に備えて携帯トイレを持ち、これらほとんどの荷物を親が持って子供は極力身軽にして登ってみました。

すれ違う登山者の方々から「小さいのに山登っててすごいね!」と言われまくり、恥ずかしさと誇らしさが入り混じった顔で無事に登りきった様子を見て「大きくなったなぁ…」としみじみと思ってしまいました。

 

現在

こんな調子で月1ペースで子供と山に登りつつ、同頻度でそこそこハードな山に一人で行って…という感じで最近は過ごしてます。子供がもう少し大きくなったら荷物を分担して持ってテント泊とか行きたいところですね。もちろん単独行もやりつつ。

*1:その分だけカロリー消費するんですが

*2:アマノフーズの豚汁は平地でも山頂でも、本当においしい

夏休みの宿題の進捗管理はWBSとガントチャートで

一年前、子供(当時小2)の夏休みの宿題が破綻しそうだったので、スケジュール見直しの手伝いをしたときの連ツイ。

 

この後、無事に夏休み終了3日前に全ての宿題が完了。3日間はスケジュール見直し時に2人で話し合って決めた日程マージンなので大成功だと思ってます。

 

本日、娘から自発的に「今年の夏休みも一緒にスケジュール考えてね」というお願いを受けたので、今年もノリノリでやろうと思います。

転職することにした

いろいろ考えた末、14年間勤めた会社を辞めて新しい会社に転職することにしました。ここのところ忙しかったのは転職活動のせいです。

 

なんで転職するの?

このセリフ、家族や面接官をはじめ、今の会社の上司や人事からもさんざん言われました。細かい理由はたくさんあるのですが、「家族との生活に重きをおきたい」と「新しい技術領域で頑張りたい」の二点に集約されるのかな、と思っています。

 

家族との生活に重きをおく

息子が産まれて乳幼児が二人になった事と、私の仕事が忙しくなった事が重なり、半年ほど前から私と妻の負担がすごく重くなってしまいました。

平日の私は毎日終電のため、妻はワンオペ育児を強いられ、私は日をまたぐくらいの時間に帰宅し、疲れて寝ている妻と子供を起こさないようにそっと食事と風呂を済ませて寝る。

休日の私は普段子供と遊べない分、全力で遊んで妻の息抜きタイムを作る…という日々を一ヶ月ほど過ごしていたら無理が祟って体調をボロボロに崩してしまいました。

なんとか回復した後、妻と相談してお互いが抱えている困難な状況への打開策の一つとして、転職について検討することを始めました。

今の会社で働き方改革が浸透するのを待つという選択肢もありましたが、今の会社が働き方改革うんぬんを言い始めたここ一年半ほどで、私の残業時間は二倍*1になっているため、既に働き方改革が浸透している会社に転職する方が手っ取り早いという結論に至りました。

 

新しい技術領域で頑張る

資格の勉強をする原動力の一つに「新しい技術領域をそれなりに理解したら、仕事で応用してみよう!」という気持ちがあるのですが、所属事業部の景気が悪いため人員カットが続いた結果、目の前で山積みになってる仕事を片付けるだけで一日が終わり、資格勉強や新しい事をやる肉体的・精神的余裕がない状況に追い込まれてしまいました。

この会社に所属し続けると成長機会がなくなるという危機感を覚え、現在の経験を活かせて、かつ新しい事を学べる環境を目指して転職を始めました。

 

 次の会社は?

上記二つの希望をほぼ満たしている環境なので、大変満足しています。まだ働いてないのですが知り合いが何人か所属しており、雰囲気はなんとなく分かるので。

あとはVokers、会社の内情調査に本当に便利。

https://www.vorkers.com/

 

目下の悩みは

同僚にはまだ退職について周知されていないので、その事を隠しながら同僚と交流するのが辛いです。通達されたらされたで針のむしろになるような気もするので、通達前に引継ぎマニュアルをさっさと完成させて、通達後は粛々と引継ぎを行う方向で進めようかと思っています。

 

*1:月平均35-40時間→月平均70-80時間

Tシャツを買った

www.switch-science.com

日頃からお世話になっているスイッチサイエンスさんで、Tシャツを買いました。各種電子部品が可愛くてお気に入りです。娘と妻も「かわいい!」と言ってくれて満足。娘と散歩に行ったりする時用として、使うつもりです。

子供が産まれる前までは、差し迫った用事がない限りは家にこもっている人間だったのですが、娘が産まれてからはそうはいかず。午前中から公園へ遊びに行って炎天下の中で過ごしていると「自分も変わったなぁ…」と思う今日このごろです。

 

 

娘が「なぜなぜ分析」にハマった

風邪をひいてしばらくダウンしてました。基礎体力、超大事。

 

3歳の娘が歯車の発見(過去記事参照)以来、質問期に入ってきたみたいで、一緒にいることの多い土日はひたすら「なんで?」「どうして?」の質問攻めにあっています。

neana.hatenadiary.com

 

例を挙げると「空はどうして青いの?」「電車はどうして走るの?」みたいな定番から「目をつぶってまぶたを押さえるとキラキラしたものが見えるのはなんで?」みたいな変化球まで。いろいろ考えて回答すると、その回答に対してさらに「なんでー?」が帰ってくるので気が抜けません。「なぜなぜ分析(日常編)」みたいな製造業用語が浮かんできます。。

回答する時に気をつけていることは、以下の3つ。

  • 子供の質問をしっかり受け止める
  • 可能な限り正確な回答を目指す。例え話を使うにしても正確性重視で
  • 全部教えずに考える余地を少しだけ残す

一つ目は言わずもがな。すっごく難しいんですけど。忙しいからあとにして…という言葉を毎回飲み込みながら答えています。質問してきている時が好奇心MAXポイントなので、なるべくその時点で答えたいところです。妻にこの件を話したら当然のごとく「無理」という回答だったので、身の回りの質問は土日にまとめてパパにするという流れで対応しています。

二つ目は悩みましたが、たとえその時に100%理解できなくて謎が残ったとしても、他の質問&回答時にその謎が解けることがある、という事を身をもって経験して欲しいとの考えからこのようにしています。こういう経験、今後の学習意欲にすごく大事だと思うので。

三つ目は最初期は全部教えてましたが、そろそろ自分で考えさせる練習をさせようということで最近意識し始めました。過去に教えた知識を元に新しいことを類推するのもすごく重要だなぁと。

とりあえず、これでしばらく様子を見て、上手くいくようだったら息子にも適用したいところです。

子供がこの世の仕組み(物理)に気付いた日

風呂上がりに暑かったので扇風機を回していたところ、「扇風機の首振りってどうやっているの?」と娘(3歳児)から質問が飛んできました。

いきなり振られたので質問の意図を確認したところ、首振りの機構がどうなってるの?という質問だったので「中に歯車等の部品が入っていて、メイン羽根の回転数を減らしたり回転の向きを変えたりしているんだよ。歯車ってのは…この前キッズスペースで遊んだことあるアレだよ」と回答*1

そこで娘の目が輝き始めて「歯車ってあの歯車なの?」と興奮しはじめました。以前キッズスペースで↓のようなおもちゃで遊んでいたのを思い出した様子。 

ケルチェッティ カラフルギアー 16ピース QR2341

ケルチェッティ カラフルギアー 16ピース QR2341

 

おもちゃで遊んでいた時には「歯車を使うと回転数や向きが変わって面白いねぇ」って話しかけても「ふーん」みたいな薄めの反応だったのですが、おそらくその時は身の回りにあるものとの関連性を私がちゃんと説明できてなかったので反応が薄かったのかなぁと。

これは良い機会だと思って「身の回りにある、回るものには大体歯車が入っているんだよ。扇風機の他で、回るものって何があると思う?」と質問を投げかけたところ「時計!」「換気扇!」「車!」「電車!」「メリーゴーランド!」と出てくる出てくる。

本人にとって、この世の仕組みを一つ理解した瞬間なのかなぁと思いました。

 

自分自身の学生時代を振り返っても、概念的な知識より、それを使って何が出来るの?という工学的な部分にすごく興味があったので、遺伝なのかなぁとしみじみ。

子供の将来については、理系方面に進むかどうかはさておき、似非科学に騙されない程度の一般的理系常識は身につけていってもらいたいと考えているので、これからも身近なものと紐付けるような方向性で、一つ一つ学んでいってもらえればなぁと思いました。

*1:クランク機構はあえて省略