Re:Debris.

技術系会社員(40代半ば、男性)の日常備忘録

読んだ:この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた

 

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

 

 

何らかの理由(核戦争やウイルスとか)で大半の人間が死んでしまったあとに、
残った人々と科学文明の残骸、知識を使ってどこまで科学技術の後退を防げるのか。
そしてそこから先に進んでいくにはどうしたら良いのか、という思考実験を行う本でした。
世界滅亡後のサバイバル生活!とかそういう内容ではありません。
 
読んだ感想を一言で言うと「化学最強」
肥料、石鹸、火薬、ガラス等々、
化学がないと後退した先から一歩も先に進むことは出来ないなぁと。
 
日常で手に入る数々のモノがどんな風に出来ていて、
さらにその材料はどうやって作られていて…というようなことを考えるきっかけに、
そしてそれらをすっかり意識せずに生活できる
現代社会にちょっとだけ危機感を覚えました。
 
ちなみにMADNAXとかFalloutメタルマックスあたりが大好きで、
どうやって燃料や弾薬、食糧を確保してるんだろうなぁ…と疑問に思ってた人はすごく楽しく読める本ですのでオススメです。
 
あとはCivilizationあたりの文明シミュレーションが大好きな人にもオススメです。