Re:Debris.

技術系会社員(40代半ば、男性)の日常備忘録

電磁気学わからん(15年ぶり)

GWも平常運転で、家族が寝静まった後と早朝の時間を使って勉強中。最近の収穫としてはこんなところ。

  • 回路用の能動素子*1の動作原理を約15年越しで理解できた
  • 電磁気学がさっぱり分からないことが良く分かった

まず1つめ。恥ずかしい話ですが、基礎中の基礎となる知識を理解しないまま社会人になり、なんとなく仕事をこなしていたんだなぁと痛感しました。

どの分野でも、大学と比べると仕事は応用的側面が強いと思います。なので「入力Aがあったら出力Bが得られる。だからこのように使えば役に立つ」みたいな使いこなしのテクニックは得られるのですが「なんで入力Aが出力Bになるの?」という基礎的な知識は得られません*2

見た目上はそれらのテクニックを覚えておけば仕事はこなせますし、会社勤めの技術者には技術的でない業務も大量にあるため、基礎的知識から目を背けるのには十分な環境なんですよね。

ただ、それは先人たちの基礎知識→応用知識のレールに乗っかって楽をしているだけで、新しいことを考えようと思ったり、応用知識上でのトラブルが起きた場合などには基礎知識が大きなウェイトを占めてくるのが、全く別の技術分野で最近感じていたため、今回の資格学習はよいキッカケになったのではと思ってます。

何より、約15年越しでようやく理解できたということが嬉しいです。まだまだ脳は弱っていない!…といいなぁ。

 

次に2つめ。電磁気学が試験範囲に入っているのは知っていましたが、問題文を見て太刀打ちできないことが良く分かりました。大学時代は試験前日に徹夜で丸暗記、社会人になってからは業務上使わないから放置していたツケですね。とりあえず高校の数学III・Cあたりからやり直さないとダメかも…

ただ、これまで持っていた漠然とした苦手意識ではなく、やるべきことが明らかになってきたので、これはこれで良かったのかもしれません。電磁気学は現代科学技術の根幹に近い学問の一つなので、やっぱりマジメにやっておかないとダメですね。

 

40歳を目前にして、マネジメントうんぬんといった、人を動かして成果を上げる要素が仕事の中で強くなってきたと感じる今日この頃ですが、技術への情熱「も」忘れずにバランス取りつつ仕事を続けていきたいところですね。

*1:ダイオードトランジスタなどなど

*2:そういうのは大学や独学でやるもんでしょ、とか言われると返す言葉もありませんがw