Re:Debris.

技術系会社員(40代半ば、男性)の日常備忘録

子供がこの世の仕組み(物理)に気付いた日

風呂上がりに暑かったので扇風機を回していたところ、「扇風機の首振りってどうやっているの?」と娘(3歳児)から質問が飛んできました。

いきなり振られたので質問の意図を確認したところ、首振りの機構がどうなってるの?という質問だったので「中に歯車等の部品が入っていて、メイン羽根の回転数を減らしたり回転の向きを変えたりしているんだよ。歯車ってのは…この前キッズスペースで遊んだことあるアレだよ」と回答*1

そこで娘の目が輝き始めて「歯車ってあの歯車なの?」と興奮しはじめました。以前キッズスペースで↓のようなおもちゃで遊んでいたのを思い出した様子。 

ケルチェッティ カラフルギアー 16ピース QR2341

ケルチェッティ カラフルギアー 16ピース QR2341

 

おもちゃで遊んでいた時には「歯車を使うと回転数や向きが変わって面白いねぇ」って話しかけても「ふーん」みたいな薄めの反応だったのですが、おそらくその時は身の回りにあるものとの関連性を私がちゃんと説明できてなかったので反応が薄かったのかなぁと。

これは良い機会だと思って「身の回りにある、回るものには大体歯車が入っているんだよ。扇風機の他で、回るものって何があると思う?」と質問を投げかけたところ「時計!」「換気扇!」「車!」「電車!」「メリーゴーランド!」と出てくる出てくる。

本人にとって、この世の仕組みを一つ理解した瞬間なのかなぁと思いました。

 

自分自身の学生時代を振り返っても、概念的な知識より、それを使って何が出来るの?という工学的な部分にすごく興味があったので、遺伝なのかなぁとしみじみ。

子供の将来については、理系方面に進むかどうかはさておき、似非科学に騙されない程度の一般的理系常識は身につけていってもらいたいと考えているので、これからも身近なものと紐付けるような方向性で、一つ一つ学んでいってもらえればなぁと思いました。

*1:クランク機構はあえて省略