Re:Debris.

技術系会社員(40代半ば、男性)の日常備忘録

2025/10/26 登山記録_蔵王連峰_刈田岳/熊野岳(東北遠征③)

有給を活用して4連休を確保、東北地方に遠征してきました。これまでの記録はこちら。

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概念図

蔵王連峰宮城県山形県の県境に位置しており、奥羽山脈の一部でもあります。厳密には蔵王山という山はなく、山々の集まりに対して蔵王権現が祀られていた事に由来するそうです。今回登ったのはその中の刈田岳・熊野岳。江戸時代からこの2つの山頂を参拝する御山参りが盛んになったそうです…って、つい最近ブラタモリでやっていました。

なんといっても最大の見どころは火口湖である御釜。これを眺めながら稜線歩きができるコースを選びました。具体的には蔵王エコーライン宮城県側から登り、大黒天駐車場に駐車して時計回りに進み、刈田岳・熊野岳のピークを踏んで戻ってくるコースにしました。前日の月山で疲れているため、今回は標高差少なめのゆるふわ登山です。

平面図。御釜の周辺がこれでもかと岩岩しています。

写真

前日の同窓会に参加した後、駐車場で仮眠を取った後に移動開始。途中の道の駅で登山服に着替えて蔵王エコーラインを登ってきました。

8時半、駐車場に着くとガスと霧雨で真っ白でした。ここまで登ってきた道で分かってはいたのですが、他の候補山域よりも天気予報が少しだけ良いことに賭けてきました。11時頃から天気がさらに崩れる予報だったため、最初からレインウェアを着用して登山開始です。悪天候のためか、登山者は私一人でした。

ガスで真っ白の登山道はこれはこれで好きです。虫もいないし。

 

心の目で見たら何か見えるはず。。

 

刈田岳山頂神社に到着。幻想的で良い。

ここから人が増える。やたらと軽装だなと不思議に思っていたのですが、この山はここまで車で来れるようになっているようです。

刈田岳山頂。

刈田岳から熊野岳の縦走路を歩きます。観光客も多いのでよく整備されています。

風景は虚無ですが、火山によって作られた地形を歩いている感がすごく出て、これはこれで良い。

道は歩きやすく、分かりやすいです。

熊野岳の山頂神社に到着。この辺りから天候が雨+暴風になってきました。
濡れたグローブに風が当たり、みるみるうちに冷えてきたので準備していた雪山用グローブを装着します。

 

帰り道、御釜方面を眺めると、ガスが晴れかけていました。

 

見えてきました。

きれいなエメラルドグリーンが見れました。登ってる途中は完全に「ピークだけ踏めればいいかな…」と思っていたのですが、運が良かった。

車内にロープを張って干しながら帰りました。

まとめ

ガスは気まぐれ。絶景が見えなくても諦めずに登ってみる。

万が一天候が悪くても、それはそれで良い思い出になる&再訪のきっかけになる。

 

あと、濡れた状態で風に吹かれると急速に冷えるということは知識では知っていましたが、それを身をもって体感できたのは収穫でした。

登山前に駐車場で「念のためにすぐ出せる場所に雪山グローブ移動させとくか、めんどくさいけど…」と思って準備していたのですが、この「めんどくさい」の気持ちがなくなることでまた一歩、安全な登山に近づけると思います。

 

山行データ

 

歩行距離:8.4km

獲得標高差:509m

 

2025/10/25 登山記録_月山(東北遠征②)

有給を活用して4連休を確保、東北地方に遠征してきました。計画編、準備編はこちら。

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概念図

月山は山形県の中央部、出羽山地に属する標高1,984mの山になります。山岳信仰の山としても知られており、頂上には月山神社が建っています。

 

山頂からは庄内平野が一望でき、遠くには鳥海山も眺めることができました。また豪雪地帯としても有名で、今回の山行はその片鱗を見れたような気がします。

平面図はこんな感じ。

写真

夜明け前に麓の姥沢駐車場に到着。冬季に入ってリフトが営業終了しているため人は少なめでした。

 

トランクを開けていそいそと準備。不要なYシャツ・スーツや革靴を放り出して身軽になります。

 

夜が明けて月山の山容が見えてきました。

 

山頂は積雪しているようです。チェーンスパイクとサングラス、ハードシェルを荷物に加えます。

 

いい感じに色づいています。

植生保護のために木道が続きます…が、この木道が霜でツルツル滑って危なかったです。

ひたすら木道と石の道を歩いていきます。

ややガスが出てきましたが、山頂が見えてきました。

山頂近くはガレ場+雪。この辺りからツルツル滑って危ないのでチェーンスパイク装着。

 

ひたすらスパイクを効かせながらガシガシ登ります。吹きっ晒しの稜線が近付き、風が強くなってきたのでハードシェルも装着。

 

標識がすごいことに。雪降る→風吹く→… の繰り返しでこうなるそうです。

 

神社が見えてきました。

 

神社の裏側に山頂標識あり。

麓は紅葉、足元は雪。この時期しか体験できない風景に出会えて満足です。

うむうむ。

 

近くの人に撮影してもらう。雲の上Ver.

 

紅葉と雪Ver.

名残惜しいけど下山します。人が映るとスケール感がわかりやすいですよね。

どこまでも続く木道。

お疲れ様でした。下山後は温泉入ってスーツに着替えて仙台市に戻り、同窓会に出席しました。

 

まとめ

紅葉+雪という、この時期にしか見れない光景を、快晴の天気で登れて本当に運が良かったです。今年の天気運をすべて使い切ってしまったんじゃないか感があります。

あとは久々に登山したためか、太もも周りが筋肉痛になってしまいました。やっぱ自転車だけだと登山のトレーニングには不十分だなと感じました。

 

山行データ

写真を撮るのに夢中になりすぎて、平均ペースが落ちてしまいました。ただ久々の登山だったのでこのくらいのペースで歩くのがちょうどよかったのかもしれません。

 

歩行距離:10.2km

獲得標高差:897m

 

2025秋_東北遠征① 出発まで

東北に遠征して帰ってきました。

土曜日に山形県の月山、日曜日に蔵王連峰の刈田岳・熊野岳に登り、どちらも非常に良い経験をすることができました。

本記事は出発するまでの記録を残したいと思います。

 

増え続ける荷物

計画初期:「同窓会はそこそこ人集まるだろうけど、アウトドア寄りの服でもギリ大丈夫だろう」→秋山登山スタイルを想定

同窓会の取りまとめ役「人多いし偉い人も来るのでホテルでやるわ。ドレスコードもジャケット着用推奨ね」→スーツ、革靴を追加

気象庁「君の行く山域、ちょっと前に初冠雪したよ」→雪山登山装備を追加

 

というわけで、当初はミレーの中型ザック、サースフェー30+5あたりで行く予定でしたが、カリマーの大型ザック、クーガー55-75を引っ張り出すことになりました。このザック、登山始めたてのころに勢い余ってテント泊装備を買ったついでに、さらに勢い余って購入したはいいものの、西日本の日帰り中心山行スタイルにいまいち合わず、押入れにしまい込まれていたものを引っ張り出してきた形になります。

本体の重量は約2.7kgと重いですが、やたらめっぽう荷物が入るし、分厚い腰・肩ベルトで荷重をしっかり分散してくれて特定部位に重さを感じにくい、良いザックだと思います。

 

パッキングするとこんな感じ。

これにカメラ用サコッシュをお腹あたりに装着するドラえもんスタイルで行くことにしました。総重量は水を含まずだいたい13kgくらい。ちょい重いですが、レンタカーに乗ったら登山時には使わないスーツや革靴、3シーズン用シュラフを出せば十分登山にも使えると判断しました。

 

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2025/秋_計画編(東北遠征計画)

今年の秋は東北に行こうと思います。

 

前提条件

  • 大学の頃に在籍していた研究室の同窓会が久々に行われる
  • 余りまくっている有給消化の名目で4連休ゲット

大学~大学院時代は宮城県仙台市に住んでいました。

で、当時所属していた研究室で久々*1に同窓会をやる話が持ち上がり、仙台に足を運ぶことになりました。

日本アルプス山域とはまた違った魅力を持つ東北の山域にはいつか登ってみたいと思っていたので、これ幸いと余りまくっていた有給をくっつけて4連休を確保しました。

 

具体化

計画を具体化していきます。いつも通りの強行軍です。

  • 金曜は移動日。久々に東北新幹線に乗りたいので陸路を選択。
  • 金曜昼過ぎに仙台到着後、土曜に登る山域#01にレンタカーで向かいつつ車中泊
  • 土曜朝~昼で登山#01を済ませて仙台に戻る。
  • 土曜夜に同窓会に出席。
  • 土曜深夜に、日曜に登る山域#02に向かいつつ車中泊
  • 日曜朝~昼で登山#02を済ませて仙台に戻ってホテル泊。
  • 月曜は移動日。疲労困憊してるはずなので空路を選択。

ホテルの価格も値上がりしてますし、そもそも早朝から山に登ることを考えると車中泊が最も合理的な気がします。ただ今回は冬に足突っ込んでる季節なので、3シーズン用シュラフくらいは持っていこうかなと思ってます。

 

山域候補

仙台から数時間高速走れば麓に到着できる山域を選定。あとは天気予報見ながら臨機応変に土曜・日曜に向かう山域を決める感じで。

 ー鳥海山(2,236m)

 ー月山(1,984m)

 ー蔵王連峰熊野岳)(1,841m)

 ー安達太良山(1,700m)

 ー磐梯山(1,816m)

 

おわりに

山と高原地図、GoogleMap、高速道路地図、車中泊Wiki、SCWあたりを眺めながら計画を立てるのって本当に楽しいですね。

 

*1:20年ぶり

自転車での100kmライドを達成した

今年の夏はあまりにも暑かったため、氷ノ山に登った以降はあまり山に登りませんでした。

その代わりに「自転車でどこまで長距離走れるかチャレンジ」をやってました。先日、一つの目標だった100kmを達成できたので記事に残しておきます。

ふふふ

 

始めたきっかけ:

夏の低山暑い!

→気温もだけど樹林帯の無風状態がツラいんだよなぁ

→常時風が吹いているサイクリングって最高なのでは?

→そういえば昔、自転車買ってたな。やってみようかな…

 

自転車:

2022 GIANT Bicycles | ESCAPE R3

コロナで太ってしまった身体をどうにかしたいと考えて手を出したクロスバイクです。その後すぐに登山にハマってしまい、駐輪場に放置されていた自転車を引っ張り出してきました*1

 

コース選定:

Ride with GPSを活用しました。簡単に言うとGoogleMapベースの地図を見ながらコース作ったり、色んな人が走って公開しているコースを共有できるサービス。無料ユーザーでもコース作成から、後述するサイクルコンピュータへの転送まで一通りのことはできます。

ridewithgps.com

 

このサイトを使いつつ、20km→30km→50km…と少しずつ距離を延ばしていきました。まずは初期装備で走り始め、距離を延ばすに従い身体の各部が痛んできたり、不快な要素が出てきたので装備を買い足していきました。

 

初期装備:

登山用品から流用してきたものも多々あり。

ライト:OLIGHT/RN800

 Amazonで評判良かったやつを購入。800ルーメンあれば夜中の街灯少ない河川敷でも安心して走れます。

jp.olight.com

※今は在庫切れのようです。

 

サドルバッグ:WHEEL UP/名称不明

 Amazonで安かったやつを使いつぶすつもりで購入。意外と頑丈で壊れないのでそのまま使ってます。中にはパンク修理キット*2を入れてます。

 

心拍計GARMIN/Instinct 2S DualPower

 登山用・ライフログ取得用として使っていたスマートウォッチを流用。

www.garmin.co.jp

 

アンダーウェア:ミレー/ドライナミック メッシュ

 汗冷え対策として登山に使っていたものを流用。発生した汗を吸い上げて肌から離し、サイクルジャージ等の速乾性素材に移す機能を持ちます。

 着用状態がアレなのは、慣れです。これ一着だけで人前に出ることもないので。

www.millet.jp

 

追加装備:

サイクルコンピュータ(サイコン):Bryton/Rider 750SE

 速度や走行距離など、走行中に情報を表示してくれる機器。高級品になるとGPSナビ等の機能が付与されます。スマホとの連携、Ride with GPSなどのサービスとの連携、スマートウォッチとの連携、GPSナビ、カラー液晶、などの要件を基に本機種を選定。

 ナビだけならスマホを固定することも考えたのですが、落下したら即故障する環境にスマホ(個人情報の塊・緊急時の通報手段)を固定するのはどうかな、とかバッテリ持ちがどうかな、といった懸念があったため専用品を採用しました。

 あとスマートウォッチで測定した心拍数をサイコンに転送して表示できるのが素晴らしい。いちいち手元を見る必要性がなくなりました。

Rider 750SEglobal.brytonsport.com

 

フレームバッグ、トップチューブバッグ:ROCKBROS/名称不明

 走行距離を延ばすと荷物も増えます。リュックは背中の汗が蒸発できなくなるため却下し、自転車用の外付けバッグを購入。

 アリエクスプレスで安価なセット品を買ったのですが、防水加工もしっかりしており意外と良い買い物でした。

ROCKBROS フレームバッグ 3018002101rockbros.jp

ROCKBROS トップチューブバッグ 3012011701rockbros.jp

 

サイクルジャージ:パールイズミ/ファースト ジャージ

 ピチピチサイズではなく、ほんの少しゆったりしたサイズ。

 最初は登山用シャツで走っていたのですが、汗の蒸発が追いつかず、汗でびちゃびちゃになってしまったため購入。

 背面ポケットの便利さは使ってみるまで分かりませんでした。ポケットには主に補給食のようかんを入れてます。

www.pearlizumi.co.jp

 

レーサーパンツ:サンティック/名称不明

 インナーパンツにクッションが着いたやつ。これを直に履きます。

 走行距離50km超えたあたりでお尻の痛みが酷くなったため購入。

※実際はこれを裏返して履きます。

 

サイクルオーバーパンツ:ROCKBROS/名称不明

 レーサーパンツだけで外に出る勇気はないのでセットで購入。

 前面は防風生地、後面は速乾生地になっているので快適に履けてます。

ROCKBROS 春夏用ロングパンツ 20100025rockbros.jp

 

バーエンドバー:BBB/BBE-05

 ハンドルに追加で設置する棒。手を持つ向きを変えられます。

 走行距離70km超えたあたりで手・肩の痛みがひどくなったため購入。

 

やってみた結果:

風景に飽きないルート*3、かつ肉体的・精神的に辛くなってくる80kmあたりでコンビニに寄れるルートを選定。

これまでの試走でエネルギー消費は約4~500kcal/時 と分かっていたので、補給食の羊かん*4を1時間に1本食べながら黙々と走り、コンビニで好きなだけおやつを食べて休憩したら勝手に達成していました。

一番辛かったのは羊かんばっかり食べていたら4本目から身体が甘いものを受け付けなくなったところですかね*5。同じ物を食べ続けても飽きない体質だと思っていたのですが、新しい発見でした。次からは柿ピーも持って行こうかと思います。

 

今後の予定:

ロングライドがそこそこ楽しい趣味だと分かったので登山と並行して続けていこうと思います。

まずは100kmをらくらく走れるようになりつつ、メンテナンスの勉強をしようかなと思ってます。タイヤ交換だけでなく、チェーン交換、ワイヤー交換、シフター調整くらいまではできるようになりたい。

*1:近所の買い物や、登山口までの足としては使っていましたが

*2:予備チューブ、タイヤレバー、携帯ポンプ、補修用パッチ等

*3:街中~河川敷~山の麓の往復

*4:178kcal/本

*5:食べないとバテるので無理やり口に押し込んだけど

夏の日帰り登山用にザック購入した

はじめに

夏の初めに新しいザックを購入しました。

購入する際の思考を記録として残します。

新しいザックと、これまで使っていたザック

新しいザックは、グレゴリー ズール24 LT

登山を始めて最初に買ったのは汎用的に使えるザックを選んだのですが、どうしても細かいニーズを満たせなくて、特化したスペックのザックを買う…っての、あるあるですよね。*1

 

これまで使っていたザックは、ミレー サースフェー 30+5

かれこれ2年ほど、オールシーズンで近くの低山から遠征(石鎚山鳥取大山、乗鞍岳木曽駒ヶ岳)まで使ってきたので、そのうち感想を書きたいところ。

 

特化する要素

・背面通気性(夏山の暑さ対策)

・メイン収納へのアクセス性(夏山の虫対策)

・ちょっとだけ少ない容量(見た目のかっこよさ)

 

背面通気性(暑さ対策)

サースフェーも背面通気性は良い方です。メッシュ地だし、凹みもあって風が通るようにはなってます。

ただ、夏の低山はそれ以上に暑いんです。標高500mくらいまでだと地表と変わらず、今年登った低山では35℃超えもちらほらありました。

それならもっと高い山に行こう!と言いたいところですが、広島の最高峰は1346m。公共交通機関等でアクセスしやすい山になると1000m以下の低山になってしまいます。

そこで少しでも通気性を良くしてオーバーヒートを防ごう、という考えです。

 

メイン収納へのアクセス性(虫対策)

これはちょっと分かりにくいので、私の水分補給事情から説明します。

ザックのショルダーベルトに水筒(小)を収納できるホルダーをつけつつ、その水筒を飲みきったらメイン収納に入れている水筒(大)から補充するようにしています。

ホルダー+水筒(小)でこんな感じ。ザックを背負うといつでも手が届くところに水筒が来るのが良いんです。

水筒(大)はモンベルのフレックス ウォーターパックを使っています。柔らかい素材で水が減ってきたらくるくる巻けるタイプ。

 

補充時には一旦止まってザックを下ろして…となるのですが、そこは夏の低山。大量の虫が身体の周辺を飛び交っており、うかうかしてるとアブや蚊・ブユに噛まれたりとロクなことにならないので、一刻も早く補充を済ませたいところ。

サースフェーだと雨蓋のロックを外して、雨蓋を開け、紐を引っ張ってようやくメイン気室にアクセスできます。これがめんどくさい上に時間がかかる。。

そこで普通の街用リュックみたいにジッパー引っ張るタイプのものが欲しい、というわけです。

ちょっとだけ少ない容量(かっこよさ)

雨蓋の有り無しとも関連するのですが、夏の低山は暑くて虫だらけなので、山の中でお湯沸かしてカップラーメンでも、という気分になれません。行動食であるカロリーメイトと柿ピーを大量に持ち込んで歩きながら食べています。

そうなるとバーナーも食器もいらなくなるので、荷物はファーストエイドやツェルトなどの緊急用品やレインウェア以外は水と行動食だけと大幅に減ります。

雨蓋あるザックはパンパンに荷物を詰めると冒頭に貼った画像のようにかっこいいのですが、荷物が少ないとこうなります…これが現実。

そこで夏山の基本持ち物を入れたらパンパンに近くなる程度の容量を考えて、20L前半のザックを選びました。

 

まとめ

ズール24LTはこれら3つの要素をすべて満たしていたため、お買い上げとなりました。

ブログにも書いている似島灰ヶ峰で使いましたが背面通気性は非常に良い感じ。春と秋も少し暑そうな時はこのザックで行くことになりそう。

もちろん遠征時や、冬山のようにアイゼンやピッケルスノーシューを持つシーンではまだまだサースフェーの出番はありそうです。

 

新しい物を買う時には、必要な要素を明確にして、それを満たす製品を選びます。が、往々にしてトレードオフな要素が出てきて悩んだり、トレードオフ要素の中で何を重要視するのか/何を諦めるのかを決めるのが辛くもあり、楽しくもあり。

今回はその記録でした。とはいえ今回はあまりトレードオフ要素はなかったかも。

強いて言えばもう少し軽量な方が良かったというのがありますが、そこは運動して脂肪を減らせば荷物の重量が減ったのと同じですし、脂肪が減らなくても体力付ければいいんじゃない?という脳筋思考ですw

*1:通勤+サイクリング用にクロスバイクを買って満足していたのですが、最近ロングライドに出るようになり、ロードバイクも欲しくなってきています…

2025/8/9 登山記録_氷ノ山

夏休みに兵庫県最高峰、氷ノ山に行ってきました。氷ノ山に登るまでにあれこれ考えて計画を立てたのが以下記事です。

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概念図

鳥取県兵庫県の県境に位置する二百名山です。今回は鳥取県側の登山口から登りました。

 

麓の宿泊施設、氷太くんの駐車場に停めて、ぐるっと周回するコース。氷ノ山~三の丸の間はすっごく見晴らしの良い縦走路でした。

 

写真

氷太くん駐車場からキャンプ場方面に登り、キャンプ場奥にある登山口からスタート。奥に見えるのは登山届用ポストです。冬山登山が有名な山だから、ですかね。

非常によく整備されており、歩きやすい登山道です。まだ7時台なので虫も少ない。

お地蔵さん。もともとこの登山道は江戸・明治時代に鳥取から但馬方面に抜けてお伊勢参り*1に用いられていたらしく、お地蔵さんはその道標だったそうです。昔の人って行動食は何食べてたんですかね…干し飯とか?

氷ノ山越の避難小屋に到着。兵庫県側からの登山道との合流地点で、こちらから登って来られた登山者グループの関西弁に少しだけ懐かしみを感じる。

途中の道から、一瞬だけ山頂小屋が見えるのが好きです。

もう少し。

ウィニングロードです。

とうちゃく。山頂は15℃くらいで肌寒かったです。さすが1500m超。

 

三の丸方面への縦走路。これから歩く道が見えるのも好きです。この辺りから晴れてきて、青空!白い雲!緑!強烈な太陽光!虫!という夏らしい登山道を体験できました。

三の丸から氷ノ山山頂方面を振り返る。歩いてきた道が見えるのも好きです。

あとはひたすら下り。下り。下り。。途中でスキーリフトに出会ってテンション上がるも当然夏は営業しておらず、急登を転がり落ちないように慎重に下る。このスキーコース、上級者用で斜度が結構きつかったです。

おつかれさまでした。お風呂に入って休憩した後、鳥取大山方面に向かいました。

 

まとめ

朝の7時くらいから登りましたが比較的多くの登山者とすれ違いました。やっぱ人気の山だけある。あとは涼しい!普段登ってる広島の山は軒並み標高1000m以下のため、こういうちょっと高めの山に登れる地域に住んでる方々が羨ましいと感じました。

 

山行データ

 

歩行距離:10.5km

獲得標高差:869m

*1:ただし、福知山市の元伊勢が目的地