Re:Debris.

技術系会社員(40代半ば、男性)の日常備忘録

読んだ:無人暗殺機 ドローンの誕生

 

無人暗殺機 ドローンの誕生 (文春e-book)

無人暗殺機 ドローンの誕生 (文春e-book)

 

 

軍事用途で研究が始まった無人機は、いくつかの失敗作の後に「RQ-1 プレデター」とその派生型の成功により大幅に調達数と使用頻度が増加しました。その後、無人機の技術が民間にも活動領域を広げつつあるのはご存知の通りだと思います。

本書は「RQ-1 プレデター」とその派生型がどのように開発され、採用、運用されていったのかを記したドキュメンタリーで、プレデターに関係する技術者、軍人、官僚たちに聞き取り調査を行い、各場面をできる限り克明に表現しています。

描写が細かすぎて読むのがちょっと辛い部分もありましたが、おおむね楽しく読むことができました。個人的に、以下のくだりは大興奮でした。

  • 試作品の飛行テスト、離陸直前にエンジンが停止して失敗→原因調査→短時間の飛行テストなので燃料タンクに燃料が少ししか入ってなかった→離陸時に機体が傾いて、タンクからエンジンへの燃料供給が不足→エンジンが停止

他にも当初はセンサーしか付いてなかったプレデターに対地ミサイルを装備させる際に法的根拠で揉めるくだりや、9.11を契機に一気に導入が加速するくだり等は続きが気になって一気に読むことができました。事実は小説より奇なり、でした。

この本を読んでいる時期、後ろ向きな仕事が多くてちょっとモチベーションが下がっていたのですが、この本のおかげで乗り切ることができました。

技術系の仕事をしてる人で、最近技術的に面白いことできてないなぁ…と悩んでる方に特にオススメです。

ゲームソフトを整理した&AC4が面白いというお話

押し入れにしまい込んでいたゲームソフトが溢れてきたので、一念発起して整理整頓。段ボール一箱分のソフトが駿河屋さんにドナドナされていきました。

今回は主にXBOX360のソフトを整理したのですが、過去ハード(セガサターンドリームキャスト、初代XBOX*1と比べて格段に思いきりよく整理することができました。

それは判定基準に「コレ、Steamで持ってるから整理できるや」が追加されたから。この世代から、マルチプラットフォームなゲームが増えたんですよねぇ…としみじみ。*2

で、整理中に発掘されたArmored Core 4にハマっています。7~8年前に買って、あまりの難しさに積んでしまい、買ったことすら忘れていました。改めて遊んでみると機体構成や戦略をしっかり考えるとサクサク進めてすごく爽快感あるので、当時はもったいないことをしたなぁと。積み期間にBloodbornやDARK SOULSを嗜んで、フロムゲーに対応するというプレイヤースキルが付いたからかもですが。もうすぐクリアできそうな雰囲気なので、続編のArmored Core 4Aを購入済み。しばらくは遊ぶゲームには困らなさそうです。

*1:ハードが偏ってるのとか気にしたら負けです

*2:本当に整理されているのかどうかは気にしたら負けです

アンパンマンと育児

先日、平日に有給を使って近場のアンパンマンミュージアムに行ってきました。そろそろ三歳になる娘はすっごく楽しんでくれていたようでなにより。一年くらい前にも遊びに来たことがあるのですが、その時よりも全身を使った遊びに夢中になっていて成長したなぁ…としみじみ。

アンパンマン、世界観が頭お花畑な感じで、以前はどうしても好きになれなかったのですが、子供が産まれてからは家の中にアンパンマングッズが並ぶようになってしまいました。

子供が親の言うことを素直に聞くのはすっごくまれで、食後の歯みがきや帰宅後の手洗い・うがい、食事中、着替え中などにイラっとするのは日常茶飯事。そういう時に歯ブラシやボディーソープ、スプーンや靴下等の各製品に好きなキャラが印刷されていると「○○ちゃん、アンパンマンがあっちで待ってるよ~」という風に、誘導するのがすっごく楽なんですよね。アンパンマンを使っているグッズはロイヤリティのため、ややお高い価格なのですが、イライラして家庭の雰囲気が悪くなるよりはずっとマシです。

ショーでお披露目のあったアンパンマン号。作中では陸・海・空・宇宙と、あらゆる環境に適応できる装甲戦闘車両です。はしゃぎまくる娘を横目に、妻と「あれって動力なんだろうね?」「排気口ないからガソリンじゃないよねぇ…電気?」「あ!足見えた!」「人力かっ!?」とか言いつつ楽しんでました。

色々な人から、アンパンマンはあるタイミングで、ふと飽きるという事を良く聞きますが、それまで良い思い出が作れるよう、暖かい目で見守ってあげようと思いました。

資格取得について悩む

三連休で本屋さんの資格コーナーをうろうろしてきました。気になったのはこんなところ。

発電所から工場、ビル、マンション等々の電気に関するモノを取り扱えるようになる国家資格…らしい。これを取得して現役時代に電気設備管理等の実務経験を積んでおくと、定年後の再就職が楽になる…と書かれているサイトもあり。

理論・電力・機械・法規の4科目で、参考書を眺めてみた感じではほとんど大学時代に習ったことのある範囲で、ある程度復習すればいけそうな感じ?想定レベルが理系大卒相当なので、当たり前といえばそうなのですが。

 

響きがカッコいい!…ということは置いておくとして、この人の技術はすごいですよ〜、なおかつ技術者倫理もちゃんと持ってるし、資格取得後も継続した研鑽が要求されていることから、何歳になっても勉強するやる気がありますよ~、みたいなことを証明してくれる国家資格のようです。

参考書を眺めてみた感じでは電験三種よりも広ーい範囲の知識と、深ーい専門知識が要求されるっぽいです。かつ一次試験に合格してから一定期間実務を経験してようやく二次試験を受験できるというハードモード*1

電験みたいに必ず専任者を置かなきゃダメって資格でもないので定年後に活用できるかどうかは微妙ですが、定年後に技術コンサル等に転身しようと思うと、持っていた方が発言にハクがつく資格だと言われています。

 

…というところで、どちらかを選んで勉強を開始するか、どちらも選ばずに他の資格を探すか、はたまた資格の事を忘れてのんびり過ごすか悩み中。両方とも次回試験は1年後のため、準備期間はそこそこアリ。とりあえずテキスト買って読んでみますかね。

*1:自分の場合は実務経験長いので一次試験突破後、すぐに二次試験受けれます。それでもストレートに行って足掛け2年

QC検定2級(第22回)合格発表と今後

自己採点の結果通り、合格でした。合格率が過去最低の19.64%だったので、まぁまぁ自信が持てる結果となりそうです。

子育て本を数冊読んで、子供に学習習慣をつけるにはまず親が楽しんで読書や勉強している姿を見せると効果的だ、というような記述を良く見かけるので、これを機に学習習慣をつけていこうと思ってます。

というわけで、次はどんな勉強をしていこうかなぁと考え中。目標が明確になりやすい資格取得を目指そうという大方針はあるのですが、専門分野を掘り下げるか、知識の裾野を広げる方向でいくのか?という方向性で悩み中。こういうのを考えるのって今後の人生設計を描く側面もあって、面白いですね。

しかしハードウェア系のエンジニアって「コレは取っておくべき!」って資格がないのが悩みどころです。実務やってナンボな世界なのと、本当に大事なのは日々努力する姿勢なのは重々承知していますが、今後雇用の流動化が進んだ際に、転職先に対して自分の技術を明確に示す手段がないのが心もとないです。

とりあえず、この3連休で大きな本屋さんの資格コーナーでも見て回ってみようと思ってます。

ふるさと納税を選ぶ

今日は時間があったので今年のふるさと納税はどこに寄付するか?を妻と相談していました。ふるさと納税は他にいくらでも詳しいサイトがあるので詳細は割愛しますが、ざっくり言うとこんな感じ。

  • 各自治体へ寄付をすると商品がもらえる
  • 寄付をする自治体はどこでもOK、複数自治体でもOK
  • (寄付金の総額-自己負担額)が次年度の所得税・住民税から差し引かれる
  • つまり、寄付してもらった商品総額と自己負担額をトレードするかたちになる
  • 自己負担額は納税状況によるが大半の人は2~3千円くらい
  • 普通に商品を選んだら確実に商品総額>自己負担額になる
  • 使わないともったいない!

注意点としては、寄付金の総額*1には上限あることですかね。自動計算してくれるサイトあるので源泉徴収票手元に計算して下さい。

 

ちなみに欲しいものの一つがコレ。ネット最安値11,299円。

http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/item_detail/08204/174566

自己負担は前述の通り2~3千円なので、商品額>自己負担額となるため、これやるだけでも十分オトクになります。他にも肉やカニ等が欲しいので、寄付金上限範囲内でもう少し妻と協議を進めようかと。

 

あ、もちろんお役所関連の書類手続きは必要です。そのあたりを面倒くさいと思うのなら手を出さないほうが無難ですが、やってるうちに覚えられます。多分。

大人になってつくづく「知識を持ってない≒損をする」ということが多いなぁと感じますね。特にお役所や法律関連。

*1:正確には所得・住民税から差し引かれる金額

上期終了

期末なのであれやこれやと忙しい日々を送っております。

半年前に上司に呼ばれて「来月から、今所属しているチームのリーダーになってね」と告げられてから、自分含めて6人のチームで試行錯誤しながらやってきました。先月くらいから業務の合間を縫ってその成果を少しずつ報告書にしているのですが、チーム全体としても、自分自身としてもそれなりにアウトプットが出せたなぁ、という印象。下期も頑張りますかっ。

 

…と考えていたのですが、チームのエースが他部門に異動することになったと聞いて、頭を抱えているところです。補充メンバーは来るには来るのですが面接したら、

  • 商業高校卒(弊チームはバリバリの理系チームなのでせめて工業高校卒が欲しいところ…)
  • これまで業務でPCを使った経験なし
  • 家には自分専用のPCなし

うん、不安要素が盛りだくさん。

とりあえず理系知識やPCスキルが少なくても出来る仕事を割り振りつつ、どうしても理系知識が必要な場面では外部記憶装置*1を活用しつつ、自分自身で楽しんで勉強する習慣がつくように、上手いこと誘導して一人立ちさせていこうかなぁと思ってます。

まぁ、なるようになるし、なるようにしかならないよね、という座右の銘を呟きつつ、ほどほどに頑張っていくつもりです。

*1:私の頭